M+Mt




「お前の涙は、俺が流す。・・・昔っからの、“俺ルール”だ。」



「よぉ。相棒」

「 !! 」
「メロ・・・か…?」

「悪いが また手ぇ借りるぜ?」










「…?… 何だ?」

「…だって、お前…それ…」


「ん?あぁ、ハハッ。 男前になったろ?」














「・・・・・・・・・・っ・・・ぅ・・・」

「? …意味わかんねぇ。 何泣いてんだ マット」
「・・・・・・・・・・・ぅッ・・・・・・・・ぅ」

「ハハッ。お前、しばらく会わないうちに バカになったか?」
















うるせぇよ。

お前が自分のために 泣く事を知らない奴だから

俺が代わりに泣いてンだ。文句あるか。




ああ。もう。。。


痛かったろ?  とか、

苦しかったろ? とか、



何でコイツがこんな目に遭うんだ  とか、



お前絶対、自分の責任だなんて言うんだけれど。




つーか、そもそも・・・
コイツを こんなふうに しちゃったのは誰なんだ?  とか。






ぶっちゃけ、もう

キラとか Lとか ニアとか
別に どうだっていぃンじゃね?
お前が そんなんなってまで
追いかけなきゃいけない奴らかよ とか…






言ったら、お前 傷つくだけだから言わねぇけど。






会わなかった間、
本当なら お前自身が流しただろう涙を
俺が今ここで まとめて流してやるから

よく見とけ バカ。













ニアとメロの2人には、感情面で、
普通の人が 当たり前に持っているものが始めから無かった
・・・と言うか、そういう風になるように育てられた。 と、いう妄想。

ニアよりも感情豊かと言われるメロだけど、
彼も彼でどこか 「あって当たり前な感情」 が欠落している。

その上、諦めることを知らない…と言うか、教えられていないので、
自身をとことん追い詰めていって・・・・・・・
でも、追い詰められている 自分の心に気が付けない。


彼の場合、部分的感情の欠落が、ニアほど前面に出ていないから、
周囲の人間は、全然気が付かない ( むしろ社交的とか思われてる ) んだけど、
マットだけは メロのそういう意味で「不安定」な部分をちゃんと知ってて、
そんなメロの事がとても好き。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
っていうのが 理想〜
わかりづらいですね・・・ごめんなさい・・・(ノД`)



2007.5.27